屋久島紀行☆

5/2527にかけて屋久島へ行ってきました。

例年より20日ほど早い梅雨入りと台風2号の影響とで天気が悪い中での屋久島でしたが、雨の屋久島にはもう慣れっこ(言うほど行ってませんが。笑)ですので、レジャーにも全くと言っていいほど影響ありませんでした。

 

高速船で鹿児島南埠頭から屋久島宮之浦港へ到着後、速攻でレンタカーを借りて「梢回廊キャノッピ」へ。ここは以前、日テレのズムサタで紹介されていたのを見て是非行ってみたいと思っていた場所の一つでして、森林の中に地面から210mの高さに設置してある「回廊」(渡り廊下や階段みたいなもの)を、ロープや命綱を頼りにしながら空中散歩するというスリル溢れるものなのです。スリルを楽しむのも良かったですが、雨でしっとり濡れた木々の緑や霧の切れ目に姿を見せるモッチョム岳の雄姿にも感動しきりでした。

 

翌日は今回の屋久島ツアーのメインイベント、屋久島の名峰、高さ1936mを誇る「宮之浦岳」登山。朝445に宿を車で出発して淀川登山口へ。身支度を整え準備運動、そして登山届を提出して600に登山開始。始めから急な登り坂にめげそうになりながらも、淀川小屋、小花之江河、そして花之江河へと約2時間黙々と登る。まるで南画の風景と見紛うばかりの花之江河高層湿地にて朝食。宿が用意してくれたおにぎりと、飲みものは登山途中の水場で汲んだ屋久島の天然水。言うまでもなくサイコーに美味かったですよ。(多分、贅沢とはこういうことをいうのだろうとしみじみ思いました。笑)

食事の後は黒味岳分岐から投石平へとさらに急峻な登り坂をゼイゼイと息を切らしながら登る。途中にはロープを伝って登る岩場もあり、本格登山の様相を徐々に呈してくる。投石平で写真撮影をした後、標高1847mの安房岳を横に見ながら翁岳へと縦走。その後、栗生岳、宮之浦岳へと休まず一気に登り詰める。疲れもピークに達し、息は絶え絶えになりながら宮之浦岳山頂に到着。登頂時刻は1110分。登山開始から約5時間の行程でした。

山頂には鹿児島の高校の山岳部が先着していて、賑わった雰囲気に一瞬戸惑いましたが、登頂の達成感と心地よい疲労感で本当に幸せでした。これだから登山はやめられませんなぁ。笑 

山頂で記念撮影をしたり(写真参照)、昼食を摂ったりしてしばらく過ごした後、登ってきたルートを下山。翁岳付近でヤクシカに遭遇したり、ヤクシマシャクナゲの花に見とれたりしながら楽しく下りていく。しかし急峻な山道を長時間下っていくと膝はガクガクになっていく。まさに“膝が笑う”状態とはこのことで、息が切れない代わりに身体がヨロヨロになる。途中、こまめに休憩をはさみながら約4時間で下山。出発点でもあった淀川登山口に無事到着。時刻は345分。全行程約10時間弱の登山でした。

今回の登山ルートは世界自然遺産に登録されたエリア内だけに、ほとんど手つかずの自然が残されていて、視るもの聴くもの香るもの触れるもの、五感で感じるもの全てが鳥肌が立つほど素晴らしかったです。

 

宿に帰ってひと風呂浴びた後は地元の居酒屋「屋久杉」へ。この屋久杉、昨年10月に訪れた際飛び込みで入った小さな店なのですが、酒も料理もとても美味しく、そして何よりもマスターが色んな意味で面白い方(?)なので、大変気に入っている居酒屋なんです。

マスターの趣味は屋久杉を素材にしたインテリア品やアクセサリー制作のようで(だから店の名前も屋久杉にしたのでしょうね)、土産物店で買えばそれなりにしそうなストラップを前回に引き続き3つもプレゼントしてもらいました。

 

3日目は宿から車で50分の「中間ガジュマル」を見に行く。アーチ状に連なる屋久島最大の巨木は迫力満点でした。ガジュマルの樹はまるで自然が創り出したオブジェのようで、自分の制作にもいいヒントを与えてくれました。

その後は、昨日の宮之浦岳登山の疲れを癒すべく海に程近い「湯泊温泉」から屋久島で最も古い源泉かけ流しの「尾之間温泉」へと温泉巡り。どちらも独特の風情があって面白かったですが、尾之間温泉の方はとにかく湯が熱くてなかなか湯船に入れませんでした。笑

 

今回で3度目となる屋久島でしたが、益々その魅力に取り憑かれてしまいました。機会があったら是非また行きたいと思っています。

 

 

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コメント: 4
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